(1) Herokuを使って30分でWEBページを作成する
はじめに
数回に分けてHerokuを使って無料の動的WEBページを作成する手順を解説します。
まず1回目の今回は、Herokuの会員登録からデプロイを実行してWEBページを表示するところまで行います。
Herokuを使うと簡単にそして無料でWEBページを公開できる
Herokuを使えばすぐにWEB公開が可能。しかも無料で使用できる。
開発者はcommitしてpushするだけで後はHerokuがやってくれるので初心者でも楽々。
完成イメージ
実際に作成するWEBサイトは こちら
※ テキストのみの簡単なWEBページです。 (動的ページの作成は次回以降に)
環境など
PaaS
Heroku
プログラミング言語
Webフレームワーク
SpringFramework
事前準備
手順
- ソースのダウンロード
- Heroku のプロジェクト新規作成
- Heroku にデプロイ
1.ソースのダウンロード
Spring frameworkのWEBアプリを heroku で使用できるようにしたソースを Github に作成したのでそれをダウンロードします。
コマンドプロンプトを開く
(画面左下の入力欄に「cmd」と入力)
ダウンロードするフォルダへ移動
ソースをダウンロード(クローン)
Githubに作成してあるソースを git clone コマンドで取得します。 (ソースの中身については、今後の記事で解説します)
2.Heroku のプロジェクト新規作成(管理画面から)
プロジェクトを新規作成
管理画面から作成する場合は画面右上のボタンから「Create new app」をクリック
アプリ名を入力
「App Name(optional)」 ← 適当な名前を入力。ただし、すでに使用されている名前は設定できない。 (未入力の場合は自動でセットされる)
「Create App」をクリックし作成
Setting
作成後、メニューの「Setting」を選択
GitのURL取得
GitのURLが記載されているので、コピーする。(後で使用する)
【参考】コマンドで Heroku のプロジェクト新規作成
コマンドでも作成可能。 下線の部分はアプリ名。すでに使用されているアプリ名は使用不可。 (未入力の場合は自動でアプリ名が設定される。)
3.Heroku にデプロイ
Heroku の Git の URL を追加
Gitコマンドでリモートを追加します。追加には、リモート名とURLが必要。
- リモート名 : web (任意の名称。なんでも良い)
- URL : https://git.heroku.com/sbc-web.git(上記で取得したURL)
C:\work\WEBプログラミング\web> git remote add web https://git.heroku.com/sbc-web.git
Heroku にデプロイ
リモートにPushすることで、Herokuが自動的にビルドからデプロイまでやってくれます。 Pushにはリモート名とブランチ名の指定します。
- リモート名 : web(Pushするリモートを指定)
- ブランチ : mater(最初に作られるブランチ)
作成されたアプリの確認
Heroku のページより「Open app」をクリックして作成されたWEBアプリを表示します。 WEBアプリがインターネット上に公開されたことが確認できます。
おわりに
今回はWEBアプリの公開まですることができたので、次回は、実際のサーバ側の実装を行って、動的なWEBページ作成方法について解説したいと思います。